はじめてこの講義を受講するかた、
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講 義: Lec 001 Terraの科学の考えかた
掲示板: 講義ファイルに関するトラブル・大切な考えかた
 


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Lec 001 Terraの科学の考えかた  

▼ 考え方
 この講義での考え方は、次の3つを大切にします。
・科学的(論理的)に考えること
・常識にとらわれないこと
・徹底的に考えること
である。
 このような姿勢は、この講義だけでなく、すべてのことを考えたり、できごとに対処したりする時に通じる考え方です。いってみれは、一般論であり、処世術(うまく生きていくため)の極意でもあります。そして、それは、私の信条でもあり、常にこうしたいと願っていることであります。
 科学的に、論理的に考えるということは、むつかしそうですが、スジの通った考え方のことです。まずは、他人はどうでもいいのです。自分が納得できる考えかどうかです。そのためには、自分が納得できるまで、じっくりと、深く考えなければなりません。これは、大切なことを考えるとき、誰もが行っていることです。その方法を必要に応じて使えばいいのです。
 しかし、この考えかたをするには、時と場合を選ばかればなりません。なぜなら、他の人とまったく意見が違ったり、非常識な考えがでていることがあります。そうなると普通なら、起こさなさなくてもいいトラブルを起こすことがあるからです。ですから、人生の分かれ道、退くに退けない場面、自分の生き方、生きがいにかかわることなど、自分にとって重要だと思う時に使ってください。そんなとききっと威力を発揮すると思います。

▼ 常識にとらわれない
 まず、「常識にとらわれない」ということを、例を用いて、紹介しましょう。次の問題を考えてください。

(問題)
 次の中から、正しいものは、どれでしょうか。
・1+1=2
・1+1=10
・1+1=11
・1+1=1-1
・1+1=0

 さて、最初の式だけが正しい、と答えた人は、常識人です。それは、悪いことではありません。学校でもそう習ってきました。でも、その常識が役に立たない、あるいは害になることもあります。時と場合によっては、常識を打ち破る勇気が必要があります。
 その訓練として、この講義が役に立てばと考えています。そのために、「この世」などのような、なかなか科学の素材にはならないものを、この講義のテーマとあえて選んでいるのです。
 ちなみに上の問いの答えは、どれでも、考え方によっては、あっているといえるし、間違いともいえるのです。前提によって、正しくもなるし、間違っていることにもなります。つまり、その前提をどうするかによって決まるのです。

(回答例)
 どれかだけが正しいという前提を作ることができます。いろいろな前提をつくれますので、ここではほんの一例と考えてください。

・1+1=2
これが正しいという前提
 数学という規則の上で、3進法以上の進法なら、これだけが正しい。他は間違っている。

・1+1=10
これが正しいという前提
 数学という規則の上で2進法なら、これだけが正しい。他は間違っている。

・1+1=11
これが正しいという前提
 =いう記号が数学いう等号ではなく、+の両側の数字を並べて書くという記号なら、これだけが正しい。他は間違っている。

・1+1=1-1
これが正しいという前提
 =という記号が数学いう等号ではなく、数字の間の記号(この場合は+)を別の文字で書くという記号なら、これだけが正しい。他は間違っている。

・1+1=0
これが正しいという前提
 =という記号が数学いう等号ではなく、2進法の一桁目だけを示す記号なら、これだけが正しい。他は間違っている。

 どうでしょうか。こじつけだと思われたでしょうか。そんな人はやはり常識にとらわれています。
 常識では、一番目の式しか正しいとならかなったのが、その常識をはずすと、いろんな式が正しい世界が広がるのです。その世界は自分が想像できる限り、いくらでも広がるのです。
 選択肢が一つしかない世界か、選択肢が無限に広がる世界がどちらが、可能性を秘めているか、いうまでもないですよね。
 常識を破るだけで、こんな無限の可能性を持つ世界が、そこには広がっているのです。

▼ 自分自身で可能性を狭めるな
 上の例は、実は重要なことを示しています。上の式を自分に、あてはめてください。
 「自分は、こんな人間だから」とか、「自分は、こんな性格だから」、「自分はもう歳だから」、「男だから」、「女だから」、「自分は文系だらか」、「自分は理系だらか」といってしまって、それ以上、進むことをあきらめてしまったこと、あきらめていることは、ありませんか。
 その考えを持ったとたん、あなたはそれ以上成長できないのです。なぜなら、それにもうチャレンジしないからです。チャレンジしないことは、できる可能性はゼロです。
 数字や式がひとつでてきただけで、「私は理系は苦手だから」と、チャレンジする前に放棄していませんか。そんな人でも、おつりの計算が速かったり、電話番号を簡単に覚えたりする人がいます。自分に才能があるかもしれないのに、チャレンジしないことで、可能性を否定してしまっているのです。
 理系や文系などという「自分は、なになにだから」という囚われた考えでを捨てるべきです。ものごと広く考えられるトレーニングをして欲しいのです。
 文系だ、理系だ、自分で自分に枠をはめることは、自分で自分の成長や才能に、見切りをつけることになります。自分で、自分の可能性を引き出してやらないと、他人はやってくれないのです。そうしないと、夢は実現できないのです。自分で、自分の可能性を信じ、大きな夢に向かって進むことを望みます。


掲示板:講義ファイルに関するトラブル・大切な考えかた  

・講義ファイルに関するトラブル・
講義ファイルについて、聞けないというトラブルがいくつか発生しました。
そのいくつかは解決しました。
インターネットのブラウザーがOperaの人も対処できているはずです。
また、拡張子が、最初
*.pclecture
にしていたため、聞けなかった人がおられたので、今回から、
*.pcletter
に変更しました。
もし、これで聞けなくなった人は、
専用ブラウザーの最新版をダウンロードしてインストールすれば
聞けるはずです。
スタート時に何人かの人は迷惑をおかけしましたが、
もし不都合があれば、できる限り対処いたしますので、
遠慮なくメールを下さい。

・大切な考えかた・
なかなか本題である講義に入りませんね。
でも、私には、このような姿勢、考えかたこそが大切だと思えます。
この講義では、このような姿勢で、いろいろなTerraの問題を考えていきます。
いってみれば、講義はその考えの繰り返しでもあります。
ですから、この考えかたを説明するために、
ながながと講義の前に続けているのです。


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