はじめてこの講義を受講するかた、
PC Lectureを試したいかたは
まずはじめにここをお読みください。

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講 義■ Lec Last 最終講義:あなたへのお礼
掲示板■ 感謝・最後の謝辞


 いよいよ「Terraの科学」も最後の講義となりました。長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に「あなた」へのお礼を書きます。


▼ 講義ファイル
・LecLastの講義ファイル(講義時間 19:11)
ブロードバンド用(ファイルサイズ M4.7B)
ISDN用(ファイルサイズ 2.4MB)
倍速用(ファイルサイズ 8.3MB)


講 義■ Lec 016(その1)予測:未来を考える

▼ 「あなた」へのお礼
  まず最初に、今まで受講してくださった「あなた」にお礼を申し上げます。「あなた」がおられたから、このメールマガジン「Terraの科学」を最後まで続けることができました。「あなた」が、このメールマガジン「Terraの科学」を購読して下さっていることを知っていたので、私は1年以上にわたって、毎週欠かすことなく発行できたのです。
  私は、メールマガジンをいくつか発行しています。「Terraの科学」のほかに、2001年2月15日から毎週欠かすことなく続いている「地球のささやき」(327号)があります。さらに、2001年09月20日から不定期にはじめたのですが、2002年2月7日からは月刊メールマガジンとして発行をはじめた「地球のつぶやき」(59号)と、2005年1月3日から始めた「大地を眺める」(23号)があります。いずれもエッセイとして書いているもので、学問を体系だって伝えるためのものではありません。
  この「Terraの科学」は、地球科学を基礎学問として、科学的に考えることについて体系だてた講義でした。ですから、学問をしたという人を対象とした講義でした。現在受講者は、189名おられます。まったく告知や宣伝はしなったのですが、受講者の数は少しずつ増えてきました。これは、今までのメールマガジンや講義では経験しなかったことです。
  受講者の数を示したからといって、私は受講者の数に一喜一憂することはありません。受講者は、少数でも、いや「あなた」一人さえいればいいのです。「あなた」のように、この講義を必要とする人がいれば、このメールマガジン「Terraの科学」を発行した意義があります。
  「あなた」について、私は何も知りません。でも、私は心の中に「あなた」を思い浮かべて、この講義を続けてきました。ですから、「あなた」なくしては、この講義は成り立たなかったのです。
  「あなた」は、もしかすると、無口な人(メールを出さない人)かもしれません。でも、どこかで「あなた」が読んでいると思って、このメールマガジン「Terraの科学」を、毎週書いてきました。
  「あなた」とは、この文章を、今、読んでいる「あなた」自身です。「あなた」の顔も知りませんし、声も聞いたことがありません。メールやインターネットのホームページを通じてだけの、お付き合いでした。
  そんな「あなた」に、心から、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

▼ 良き師を目指して
  最後といって、特別な講義をするつもりはありません。ただ、この講義をはじめるにあたって、私がやりたかったことができたのかということ、そして、この講義を通じて、受講者である「あなた」に私の伝えたかったことが伝わったのかどうかが心配なだけです。
  私の思い描く「あなた」だけでなく、いろいろな「あなた」がおられるはずです。「あなた」は、この講義をいろいろな受けとめられかた、利用のしかたをされたはずです。それについて、私からは、なにもいうことはありません。好きなように使っていただければいいのです。ただ、「あなた」に、この「Terraの科学」から、何かが伝わればいいのです。
  この最終講義を書く前に、私は、メールマガジンのNo.1(Lec 0)で書いた「開講にあたって」を読み返しました。そこには
【良き師と良き弟子の出会いを目指して】
という項目があげられていました。
  講義の進め方は、途中からですが、メールマガジンのやWEBでのPCレターの使用を考えて、実際の講義1回分を、3、4回に分割してお送りしました。また、講義内容も、本当はまだいくつかあったのですが、実際の講義より、多くのものをお送りしました。学問的な内容に関しては、一応体系だったものをお伝えすることができたと考えています。しかし、これは私の自己満足にすぎません。
  一番の重要なのは、「あなた」にとって私が「良き師」であったかどうかです。このメールマガジンを通じて、多くの人とメールを交換しました。老若男女、非常の多様な人との出会いがありました。しかし、質問に答えたり、議論をしたりすることと、私が「良き師」であることとは同じではありません。
  私の職業は、大学の教員です。大学教授という職業は、学生や世間から「先生」と呼ばれている肩書きがあったとしても、それは「良き師」の条件にすらなりません。
  私ができることは、講義の内容を充実することと、その内容に対して「あなた」からあったいろいろな反応に対して、私が誠意をもって対応することだけです。私にできることは、ひたすら「良き師」を目指して努力することです。そして、その努力を継続することが重要だと思っています。私は、今後も「良き師」になるために、努力を続けていきたいと思っています。
  私が「良き師」であったかどうかは、「あなた」が判断されることになります。「あなた」がどう感じたかが、その答えとなります。そんな感想がいただければ幸いです。メールアドレスは今後も使えますので、よろしければメールでいただければうれしいです。

 繰り返しになりますが、最後まで読んでいただいた「あなた」、最後まで講義を聞いてくださった「あたな」に、お礼も申し上げます。最後まで本当にありがとうございました。


掲示板■ 感謝・最後の謝辞  

・感謝・
もう、この掲示板も終わりです。
本文は講義でしたから、書くことが決まっていました。
しかし、掲示板では、自由に、そのときの気分で書くことができました。
いろいろなことを書いてきました。
本文で書ききれないことが一杯あり、それを補足することもありました。
自由さがあった反面、毎回のネタに困ることもありました。
書くことがないときでも、キーボードを打ち始めると、
いろいろと思いが湧いてきました。
そんな思いもやっと終わることになります。
やり遂げた満足感と終わったという寂寥感が入り混じった不思議な気分です。
最後までお付き合いいただいた受講者の皆様、
本当にありがとうございました。

・最後の謝辞・
この「Terraの科学」は、私にとって、
新しいPCレターという仕組みを用いた講義の試みででもありました。
それは、成功したといえます。
PCレターの開発者の株式会社三栄堂の三上博正さんには
大学にも2度も出向いていただいて、お世話になりました。
また、PCレターの仕様や使用法についても
いろいろ要望や質問を出しましたが、
そのたび適切な対処をいただきました。
来年度にはPCレターを用いた、新しいプロジェクトを構想しています。
そのときもまた一緒に面白いことができればと思っています。
最後になりましたが、
三栄堂の三上さん、ならびにプログラムされている甥子さんに
本当に感謝申し上げます。
ありがとうございました。


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