読書日記
(2005年10月〜12月)

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目次 

12月  
49(233) 読み・書き・計算が子供の脳を育てる: 2005.12.28
48(232) 学力はこうして伸ばす: 2005.12.25
47(231) 小学校1年生で国語辞典を使えるようにする30の方法: 2005.12.20
46(230) 生命 最初の30億年: 2005.12.17
45(229) 奇跡の学力 土堂小メッソド: 2005.12.13
44(228) 本当の学力は作文で劇的に伸びる」: 2005.12.12
43(227) 学力は家庭で伸びる: 2005.12.08
42(226) 脳を育て、夢をかなえる: 2005.12.07
41(225) 本当の学力をつける本: 2005.12.06

11月 
40(224) 虫をめぐるデジタルな冒険: 2005.11.26
39(223) なっとくする無限の話: 2005.11.15

10月 
38(222) わたしもファラデー: 2005.10.31
37(221) 論理パラドクス:No. 1693 2005.10.16
36(220) 数の悪魔:No. 1692 2005.10.16


12月  
49(233) 読み・書き・計算が子供の脳を育てる: 2005.12.28

川島隆太著「読み・書き・計算が子供の脳を育てる」
(ISBN4-91330-21-7 C0037)
を読んだ。
現在系統的に読んでいる子供の教育や
発達に関する文献の一つである。
川島氏が多くの著書で主張している
読み・書き・計算の必要性を示すものである。
母にもこの手法を勧めようと思う。
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48(232) 学力はこうして伸ばす: 2005.12.25

陰山英男著「学力はこうして伸ばす」
(ISNB4-05-042780-6 C0095)
を読んだ。
ほぼいつもの同じ内容であった。
しかし、現在の小学校で行っている内容が加わっている。
そして中央教育審議会義
務教育特別委員会委員となって、
日本の教育を考える立場になっている。
あとは実践をするかどうかである。
我が家でもどれくらい続くかわからないが
自宅での学習は陰山方式である。
だから参考になる。
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47(231) 小学校1年生で国語辞典を使えるようにする30の方法: 2005.12.20

深谷圭助著「小学校1年生で国語辞典を使えるようにする30の方法」
(ISBN4-18-698300-3 C3337)
を読んだ。
面白い試みである。
しかし、これは、学校のクラス全員の子供たちが
競争や付箋をたくさんつけたいと気持ちを
持ちながらする方法である。
我が家でやってみたがなかなか定着しない。
まあ仕方がない。
これは家庭教育の限界であろう。
何をすべきかを選択するとき、
選択したときにどうすれば良いかを
教えてくれる方法である。
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46(230) 生命 最初の30億年: 2005.12.17

アンドルー・H・ノール著「生命 最初の30億年」
(ISBN4-314-00988-8 C1045)
を読んだ。
なかなか面白かった。
古生物学者ならではの本で、その書きぶりであった。
しかし、あまり真新しいことはなかった。
もちろんいくつかの点で進展があったが、
それはまだ未解決な状態のもので、
可能性の高低の議論であった。
最新情報とはこのようなものなのだろう。
しかし、なんとまどろっこしいことだ。
これが慎重な科学の進め方のかも知れないが、
はっきりとした判断、明瞭な決断、推定がされていた方が、
読む側としてはわかりいい。
もちろん不確かさを十分伝えた上でのことではあるが。
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45(229) 奇跡の学力 土堂小メッソド: 2005.12.13

陰山英男著「奇跡の学力 土堂小メッソド」
(ISBN4-16-365840-8)
を読んだ。
兵庫県の小学校教員の陰山氏が
校長として尾道私立の小学校に応募して選ばれ赴任した。
研究校でいろいろな試みができる学校であるから
このような人事ができたのである。
そこで自分の信じる方法を繰り広げた
1年間の記録のその方法を公開したものである。
自由にさまざなま試みがなされいる。
今年は3年目になるのだろうか。
どうなっているのか、どのように発展しているのか
知りたい気もする。
しかし、これは部外者の希望である。
校長が本務なのでそちらを優先していくことが本筋である。
その結果得られたものを
まとまった形で報告して欲しいものである。
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44(228) 本当の学力は作文で劇的に伸びる」: 2005.12.12

芦永奈雄著「本当の学力は作文で劇的に伸びる」
(ISBN4−8047-6104-7 C0095)
を読んだ。
子供は作文のまともな訓練を受けていないから
作文がなかなかうまくなれない。
教員も作文指導がなかなかうまくできない。
悪循環が生じている。
そのため、子供たちは国語に苦手意識をもってしまう。
それを克服するために
良い作文を書くための方法が示されている。
しかし、この本は奇をてらった書き方がされていて
作者自身の実力はよくわからない。
少なくともこのような書き方は
理性的、論理的な書き方ではない。
そのため、子供たちが良くなったという報告の列挙に
信憑性が疑わしくなる。
客観的なデータでなく、
いいデータしか出してない可能性がある、
という気がする。
表現はなかなか難しい。
行間を感じてしまい、
その感覚が読後感として残る。
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43(227) 学力は家庭で伸びる: 2005.12.08

陰山英男著「学力は家庭で伸びる」
(ISBN4-09-345361-6 C0095)
を読んだ。
今までどこかで書かれた内容が書かれている。
それになにか細切れであるという気がしていた。
女性誌に連載されていたものを
手を加えて一冊の本にしたためであろう。
この本の内容は、大切である。
家庭での子供の教育において
心がけるべきことが書かれている。
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42(226) 脳を育て、夢をかなえる: 2005.12.07

川島隆太著「脳を育て、夢をかなえる」
(ISBN4-7743-0717-6-3 C0047)
を呼んだ。
脳科学の本である。
一般、子供向けの本であるからすぐ読める。
いかに昔風の基礎的な
読み書き計算という勉強方法が重要か、
脳科学の立場から説明している。
説得力ある本である。
教育とは、なかなか難しいものであるが、
昔から経験的にやっていたことが
実は一番効率の良いことであることが
証明されてきたのだ。
いくつになっても遅くない。
痴呆症の改善も見られてたのです。
こんな単純なことからはじめればいい。
家内にも読むことを勧めた。
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41(225) 本当の学力をつける本: 2005.12.06

陰山英男「本当の学力をつける本」
(ISBN4-16-358320-3)
を読んだ。
なかなかいい内容であった。
基礎が大切であることを説き、
その実践結果がいいものであることを実証している。
我が家でも取り入れたいものである。
実践の詳細が分からないので、
別の本を当たることにする。
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11月 
40(224) 虫をめぐるデジタルな冒険: 2005.11.26

小檜山賢二著「虫をめぐるデジタルな冒険」
(ISNB4-00-006047-3 C0045)
を読んだ。
昆虫のような小さな対象物を写真に取っていく手法の話だが、
虫をめぐるさまざまな思いが書かれている。
感じの虫撮影についてはあまり詳しくかかれていなかった。
多分それはコンピュータでは当たり前にする手続き
ひたすら長時間かけてやっていくことなのだろう。
そして研究としておこなったことは、
特殊すぎて誰にでもできるようなものでなくなったからなのだろう。
その中間的な手法、テクニック、技術が本当は
虫屋がほしがっているのではないだろうか。
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39(223) なっとくする無限の話: 2005.11.15

玉野研一著「なっとくする無限の話」
(ISBN4-06-154548-5)
を読んだ。
なかなか面白かった。
もう少し面白い内容が
無限についてはありそうな気がするが
それはこちらの期待に過ぎないのか。
でも、 面白く参考になる話題であった。
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10月  
38(222) わたしもファラデー: 2005.10.31

板倉聖宣著「わたしもファラデー」
(ISBN4−7735-0175-8 C0040)
を読んだ。
「ぼくらはガリレオ」を以前読んだが、
それが「ぼくら」というタイトルが気になっていたため
こんかの「わたしも」にしたようだ。
ファラデーの仕事のあまり注目されていないところに
着目して書かれている。
しかし、はじめて読む子供に
ファラデーのすばらしさを示すために、
やはり、 ファラデーの研究の重要な点を
きっちりと紹介すべきではないだろうか。
多分板倉氏はたくさんの本書いているので、
どこかで書いたことなので、
真新しさをだすためにそのような書き方をしたのだろう。
やはり、はじめてファラデーを知る人を想定すべきであろう。
なぜならこれは子供向けの本だからである。
多作の著者の弱点を露呈した本といえる。
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37(221) 論理パラドクス:No. 1693 2005.10.16

三浦俊彦著「論理パラドクス」
(ISBN4-576-02166-4 C0076)
を読んだ。
三浦氏の三部作の2作目になるのだろうか。
パラドクスに分類されるものの99個集めたものである。
面白いものもあったし、
無理くりというものあった。
でも、これだけたくさん集め、
それなりの答えを与えた本は
レファレンスとして重要であると考えられる。
保存すべき本であった。
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36(220) 数の悪魔:No. 1692 2005.10.16

エンチェンスベルガー著「数の悪魔」
(ISBN4-7949-6454-4 C0041)
を読んだ。
子供向けの数学の本だが、
数学にはこんなに面白い
世界があること教えてくれる。
なかなかいい本である。
しかし大人が読むと少し物足りなくなる。
多分そこに論理的な解決が
示されていないからであろう。
大人とは欲深いものだ。
多分論理的な解決が示されていたら、
それも数式でしっかりと示されていたら、
この本は難しくつまらない本になっていたであろう。
子供の本であるからこれでいいのであろう。
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