地球と人と
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Essay■ 6_166 2019年ノーベル物理学賞 1:理論と観測
Letter■ 冬タイヤ・腰痛
Words ■ いよいよ冬がはじまりました


(2019.11.07)
 少し前ですが、今年のノーベル賞が発表されました。化学賞を吉野彰さんが受賞されたので日本はわいていますが、私は物理学賞が気になっていました。それは現在執筆してる論文と深い関わりがあるからです。


Essay■ 6_166 2019年ノーベル物理学賞 1:理論と観測

 2019年度のノーベル物理学賞は、宇宙の理論(1名)と観測(2名)の2つの業績に対した与えられました。受賞理由はそれぞれにあるのですが、両研究によって、
 Contributions to our understanding of the evolution of the universe and Earth's place in the cosmos
 (宇宙の進化と宇宙におけるこの地球の立ち位置に関する人類の理解への貢献)
とされていました。
 現在執筆している論文では、系外惑星についての項目あり、調べているところであったので、内容と大きな関わりがあるので興味がありました。さらに、違和感があったことでも、興味をひきました。両者の研究内容に関係が少ないのと、理論に関しては「数々の業績」を挙げた研究者に対して与えるという、点でした。
 研究内容に関連がない2つの業績が受賞するということが、かつてもあったのかもしれませんが、今回は上述のようにひとつの受賞理由を提示していることに違和感があります。
 また、ノーベル物理学賞は、物理学において飛躍的成果があった分野の中心となった研究者たち、あるいはきっかけをつくった研究者たちに対して贈られるのが筋かと思います。ですから、理論については少々不思議な感じがしまた。理論(本来は仮説というべき)を提唱しただけではだめで、その仮説が証明されて初めて理論と呼べます。ですから、理論がはじめて検証されたときに、あるいはすでに知られていた現象を理論で説明できたとき、理論と検証した人たちが、同時受賞というのがわかりやすいはずです。
 例えば、アインシュタインのノーベル賞は、相対性理論はすでに公開されていたのですが、まだ検証されていかなったので、受賞対象とはなりませんでした。光電効果という現象があり、それを光量子仮説で理論的に解明したことで受賞しています。それも重要な業績ではありますが、相対性理論が証明されたときに、再度受賞してもよかったはずです。相対性理論も非常に大きな科学への貢献だと思います。
 さて、今回の受賞者であるアメリカのピーブルズ博士は、理論物理の大家です。物理学が専門でもない私でも知っているくらいですから、非常に有名な研究者であることは確かです。ノーベル賞を受賞しても問題はない、業績だとは思うのですが、なぜ今なのか?という疑問があります。
 宇宙マイクロ波背景放射が発見された時、その理論的研究グループの一員でした。その研究史を読んでいた時、ピーブルズ博士の名前の聞いたことがありました。他にも宇宙に関する理論で多くの業績を挙げていることも聞いています。その他の業績については、次回にしましょう。


Letter■ 冬タイヤ・腰痛 

・冬タイヤ・
今週になって、わが町でもアラレが降りました。
一時的ですが、道路が少し白くなりましたが、
後にまた雨に変わりました。
来週は車で出張になりますので、
冬タイヤにしなければなりません。
自身では交換しないので、
近所のいつもお願いしている車屋さんに
お願いすることになります。
初雪が降るとそこも混みだすので、
大変ですが、山の道や朝の凍った道があると
夏タイヤでは走れませんので
なんとか交換してもらうしかありません。

・腰痛・
月曜日の午後に腰痛になりました。
2、3日前から不調ではあったのですが
少しすわって作業していたら、
ぎっくり腰がでました。
年に数度、不調になるので予兆は感じていたので、
無理はしていなかったのですが、
突然、襲われました。
ここ数年でもっともひどい状態でした。
しかし、1日休みましたが、
2日目からは大学で授業をしました。
来週に出張で休講になるので、
連続休講はできないので、無理して大学にでました。
しかし、動いていると同じ動きの繰り返しであれば、
なんとかこなせました。
しかし、無理はできません。


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