地球の調べ方
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Essay■ 5_171 DCO 1:深部炭素観測プロジェクト
Letter■ 冬仕様へ・自粛
Words ■ 冬とコロナが近づいている


(2020.11.26)
 地球深部の炭素を観測するプロジェクトがありました。このプロジェクトには、炭素に関わる多岐に渡る研究成果が挙げられました。プロジェクトも終わりましたが、その成果をみていきましょう。

Essay■ 5_171 DCO 1:深部炭素観測プロジェクト

 深部炭素観測という国際プロジェクトがあります。Deep Carbon Observatoryの頭文字をとってDCOと呼ばれています。地球深部にある炭素を対象にしたもので、2009年からはじまり、世界55カ国1292名の研究者が参加しています。The Alfred P. Sloan 基金が、10年間を研究期間して、研究費(50億円以上)をサポートしておこなわれたプロジェクトです。
 地球の内部も含めて炭素の量を正確に見積もったり、その形態や挙動、起源を探求しようというものです。炭素が、地球での循環や生命への関与、生命の関与などがあるため、重要な役割があるので一緒に探られることになりました。
 研究グループとしては、炭素に特化した物理学や化学分野、貯蔵場や移動量、深部のエネルギー、深部生命の4つに別れて活動していました。このプロジェクトでは、146もの研究課題、92の野外の調査地点で取り組まれました。それぞれに大きな成果を挙げて、1613篇の論文が公表されました。4つのプロジェクトのデータは、データサイエンスグループが統合して大規模はデータセット223を作成しました。また、一般向けにWikipediaへの記載をしているそうです。
 プロジェクトによって、いろいろな研究成果が上がってきました。例えば、地球深部に多様な生物が存在すること、そしてその生物量(バイオマス)は、大量であることなど、多くの成果を挙げてきました。これらの成果のいくつかは耳にしていましたが、その研究の母体については知りませんでした。残念ながら、昨年12月に当初の予定通りに終わっています。しかし、タスクフォース2020として継続的に研究テーマは継続しているものがあります。
 次回からいくつかの成果を紹介していきましょう。


Letter to Reader■ 冬仕様へ・自粛 

・冬仕様へ・
11月の初旬に寒波と早い降雪で驚きました。
その後、例年の気温に戻り温かい日もありました。
紅葉はほぼ終わりました。
着実に冬の寒さは進んでいます。
山並みは白く雪化粧をしています。
また、雨から雪へ変わることも多くなりました。
衣類も家も、いよいよ冬の仕様になりそうです。

・自粛・
北海道では、10月下旬から予兆のあったのですが
コロナの感染者数が突然増加しました。
その後もコロナの感染が収まらず
札幌市内の感染が多くなっていますが
今回は感染は全道に広がっています。
11月27日まで札幌市内の不要不急の外出の自粛
札幌市への不要不急の往来も自粛するように
北海道から要請されています。
大学も、遠隔講義に先週から切り替わっています。
大学は学生が登校しなくなり、静かになりました。
教員には対面講義からの切り替えに混乱しています。
わが町でも、感染者が最近増えているので
すぐ近くにまでウイルスは来ているます。
大学でも自宅でも自粛をしていますので、
家内は買い物の回数も控え、
私も自宅と大学の往復だけで、
不要不急の外出せず、最小限の外出にしています。


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