地球の調べ方
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Essay■ 5_156 火星の水 1:探査の歴史
Letter■ 短い夏・私の夏休み
Words ■ 北海道はこれから秋に向かうのでしょうか


(2018.08.23)
 火星は、20世紀から探査がはじまり、21世紀になっても探査が継続されています。それは、研究者が火星に強い興味を抱いているためでしょう。そんな探査から新しいことがわかってきました。

Essay■ 5_156 火星の水 1:探査の歴史

 人類は、古くから火星に並々ならぬ興味を持っていました。火星は、地球に近い天体であること、惑星なので動きが不思議であること、色が赤いっぽく見えること、などで古くからいろいろな想像を掻き立てられる星でした。色が赤く見える惑星なので、戦争や血をイメージさせるので、ギリシア神話やローマ神話など、各地の神話にも、そのイメージを反映した物語がで登場しています。
 19世紀には、ローウェルやスキアパレッリが望遠鏡で観測したところ、運河のような筋が見えたという報告が出され、火星には発達した文明があるという空想がされてきました。そこから、いくつものSFが生まれました。
 20世紀後半には、アメリカのマリナー、バイキング、マーズ・グローバル・サーベイヤー、マーズ・パスファインダーなど、いくつもの探査が実施されてきました。その中には、火星探査で生命の痕跡の有無を調べる実験なども行われてました。1997年のマーズ・パスファインダーにはソジャーナという探査車が地表を動き回って、詳しい調査がなされました。
 1996年には、火星から飛んできた隕石から生命の痕跡(化石)を発見したという研究報告もあり、大きな話題になりました。しかし、現在では、化石ではなく、無機的につくられたものではないか、と多くの研究者は考えるようになっています。
 21世紀にも、何度も探査がなされています。2004年にはスピリットとオポチュニティの2つの探査車が、2008年にはフェニックスが極地付近のクレータ内を、2012年にキュリオシティは長期にわたって長距離の探査をおこないました。
 このような探査からも、生命の存在はいまだ確認はされていなのですが、否定もされていません。現在では、生命が存在できる環境や条件があったのか、あるいは現在もあるのかということが焦点となっています。
 現在稼働中の探査機として、欧州宇宙機関(ESA)のマーズ・エクスプレスから分離したマーズ・エクスプレス・オービターや、2006年に火星の周回軌道に入ったマーズ・リコネッサンス・オービターがあります。
 マーズ・エクスプレスは15年にわたって探査を続けており、搭載された電波高度計からの情報を解析したところ、重要な発見がありました。それは、次回にしましょう。


Letter to Reader■ 短い夏・私の夏休み 

・短い夏・
北海道は、先週から涼しくなってきました。
大雪山の黒岳では、初雪が観測されました。
初雪は、例年より早いものだそうです。
本州は、例年にない猛暑で、
北海道でも7月から8月上旬は暑い日が続きました。
しかし、先週末から今週にかけては涼しいです。
朝夕は、半袖では寒いので、上着を来ています。
北海道の短い夏も、終わったのでしょうか。

・私の夏休み・
本州はまだ、学校は夏休み中でしょう。
北海道の、小中高校は、今週から学校がはじまりました。
私は、夏休みとして、来週から帰省します。
私だけで、1週間滞在して、母のことで、
いろいろ折衝や対応してきます。
後半の3日、家内が合流します。
もしかすると、一日だけ長男が
合流できるかもしれませんが。
家族があちこちにいると
旅行も兼ねて、あちこちで会うことが
夏休みになってしまいますね。


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