地球地学紀行

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Essay■ 4_124 残念シリーズ 3:久住山
Letter■ ストーブ・ラグビー
Words ■ 外を歩くときは冬仕様になりました:コートに襟巻き


(2015.10.08)
 残念シリーズでは、九州が続きます。本来なら目的を達成した報告をすべきなのですが、今回は少々残念ものが続きました。それをボツにするのは、シャクなので、このシリーズをしています。

Essay■ 4_124 残念シリーズ 3:久住山

 秋の調査で大分周辺にいったとき、久住山の山並みと、火山の噴煙が見られたらと思って、阿蘇から北に向かうとき、「やまなみハイウェイ」(県道11号線)を通りました。実は、私の高校では、修学旅行で九州の北部を広く回りました。その時、久住山の登山をするコースがあり、それに参加しました。あまり記憶がないのですが、火山地帯の荒々しさと、山から降りるときの開けた展望をかろうじて覚えています。
 さて、久住山(くじゅうさん)と書いたのですが、九重山(くじゅうさん)という表記もあります。同じ読みなのですが、区別されてます。九重山は、この付近全体の20座以上の火山の集合体の名称とされています。そして、坊ガツルと呼ばれる湿地帯を境界として、東西に区分され、東を大船山(たいせんざん)系、西を久住山系と呼んでいます。西の久住山系の中心となっているが、久住山になります。
 私が登ったのは、だいぶ以前ですから火山といってもあんまり噴火を意識をすることがありませんでした。1777(安永6)年以来、しばらく火山噴火がなったのですが、1995(平成7)年からは、火山活動が活発化し、1996年、1997年、2011年に噴火しました。そんな活発な火山を見たかったのです。また、火山の地熱による八丁原発電所を見る選択もあったのですが、ルートが違うので、今回は見送りました。
 「やまなみハイウェイ」は、長者原(ちょうじゃばる)を通っています。そこには、ビジターセンターがあり、見学しました。ビジターセンターの裏手には、木道が整備された、タデ原湿原が広がっています。花の最盛期かどうはかわかりませんが、いろいろな花を見ることができました。雨に濡れていましたが、雫をもった花もなかなかいいものです。湿原は、木道で歩くことができ、バリアフリーにもなっています。天気が悪くても気軽に歩くことができました。
 長者原の湿原は、タデ原(たでわら)湿原と呼ばています。九重山の山間に火山によって形成された盆地で、標高1,000mほどに位置し、比較的栄養分の多い「中間湿原」に区分されています。中間湿原は日本ではあまり多くはないそうで、タデ原は国内最大級の面積を持っている貴重な湿原だということで、2005年11月には、坊ガツル湿原とともに、ラムサール条約に登録されました。
 訪れた時は、残念ながら曇り空で、時々小雨がぱらつく、あいにくの天気となりました。天候が悪かったため、山並みすら、まったく見ることができませんでした。しかし、雨の湿原もなかなかよかったです。本命の火山が見ることができなったので、残念シリーズにしました。


Letter to Reader■ ストーブ・ラグビー

・ストーブ・
北海道は10月になって、すぐに嵐が訪れ、
その後は、一気に冷え込んできました。
日曜日に、朝と夕方にストーブを焚きました。
部屋が温まったらすぐに切りましたが、
今シーズン初めてのストーブとなりました。
ストーブは据え付けで、部屋にそのまま置きっぱなしなので
使い始めは、ホコリなどが燃えて、
臭いがでてくさいはずなのですが
今年は最初少し臭ってくさかったのですが、
その後は気になりませんでした。
実は先シーズン、古いストーブが壊れたので
新しいのに交換しました。
まだ新しいストーブなので、
匂いもあまり出ないのかもしれません。

・ラグビー・
9月から10月にかけて、ワールドカップ・ラグビーがおこなれています。
日本代表の活躍があると報道されます。
しかし、オリンピックやサッカーほどの賑わいはないようです。
私は、ワールドカップ・ラグビーを見ています。
スカパーのJsortsに1ヶ月だけ契約をして、
9月の一部見れない試合があったのですが、
10月からは全試合を録画して、
毎日少しずつ見ています。
ライブだと、オールブラックスのハカだけなく
オセアニアの国々の試合前の戦いの舞いを
見ることができて、なかなかいいです。
本当に迫力があります。
もちろん日本戦もちゃんとみています。
10月は自宅の空き時間は
ラグビー一色に染まりそうです。